沖縄の高校野球
今年(2023年)の沖縄県高校野球秋季大会において、第1シードのエナジックスポーツ高等学院が初戦敗退を喫する波乱があった。 エナジックといえば、かつて浦添商業と美里工業で二度の甲子園出場を果たした智将・神谷嘉宗監督の指揮の下、1年生大会と新人大…
沖縄高校野球応援のメイン曲「ハイサイおじさん」に対し、“酒飲みの歌は高校野球にふさわしくない”とクレームが付けられ、それ以来何試合か応援曲として使われなかったことがある。 私はこのクレームに対し、断固として反対の意を示したい。 なるほど歌詞を…
昨日(令和4年3月20日)、春季沖縄県大会の一回戦・沖縄尚学対首里の試合を観戦した。結果は既報の通り、沖尚が9-0(七回コールド)と完勝を収めた。 正直、点差ほど沖尚が圧倒した試合ではなかったように思う。首里も七回までに6安打を放ちチャンス…
【1】沖縄高校野球〇×クイズ!<PART1> <PART1答え> 【2】沖縄高校野球クイズ!<PART2> <PART2答え> 【1】沖縄高校野球〇×クイズ!<PART1> ①春夏の甲子園大会を通じて、沖縄勢で初得点を挙げたのは、首里高校である。 …
<はじめに> 1.パワー野球にどう対抗していくか 2.もう少し“力の野球”を取り入れることも必要では? <終わりに> <はじめに> 2021年の沖縄高校野球も、間もなくシーズンオフに入る。 今年は、何といっても21世紀枠で選抜出場した具志川商業の活躍が…
<はじめに> 1.過去の成功体験を引きずらない 2.情報の共有化を図る <終わりに> <はじめに> 今年(2021年)の九州大会において、残念ながら沖縄勢は2校とも敗退した。しかも率直に言って、いずれも完敗と言える内容だ。 とはいえ、私は選手達…
先月末に行われた秋季沖縄県大会準決勝・興南vs沖縄水産の一戦。結果はご周知の通り、延長十四回タイブレークの末、興南が8-7と激戦を制し、九州大会出場を決めた。 この日――私は興南の試合を見て、久しぶりに胸を打たれた。 試合は終始、沖水のペース…
<はじめに> 手放しで称えることはできない。試合は完敗だったのだから、それはかえって失礼というものだろう。 でも、けっして恥じるような試合ではない。再三のピンチを迎えても、動揺して自滅するようなことはなかった。ヒットは結果的に1安打だったが…
<はじめに> まさに文句の付けようがない快勝劇である。夏の甲子園大会に限っていえば、私が見た沖縄尚学の試合で、ダントツの出来だったと思う。 もちろん二安打完封勝利の當山渚の投球の素晴らしさは、誰もが認めるところだろう。 ただ、私がそれ以上に讃…
<はじめに> この時期、本来なら選抜大会で盛り上がっている頃なのだが、あいにくのコロナ禍により大会が中止。どうにか春季沖縄県大会は開催できたものの、球春到来の楽しみがだいぶ減ってしまった。 そこで、少しでも大会中止の埋め合わせになるように、…
先日(令和2年1月24日)、選抜高校野球出場校の発表が行われた。 残念ながら、21世紀枠候補に残っていた本部高の選出はならず。これで沖縄勢としては、5年連続の選抜出場ナシである。 それにしても、昨秋はとことんツキがなかった。普通は“運も実力…
【理由3】 (本部高野球部の公式アカウント) <はじめに> いよいよ春の選抜甲子園大会の出場校発表が、来週(令和2年1月24日)に迫った。 我が沖縄からは、本部高が21世紀枠の最終候補・9校の中に残り、出場の可能性を残している。このブログでも…
1.今後の沖縄高校野球における分水嶺!? 2.発表! 2019年・沖縄高校野球“隠れた名勝負” その1:強力打線、沈黙! その2:「勇気ある戦い」が呼び込んだ“21世紀枠” その3:スーパーエースの去った名門に、新星現る! 3.面白いトピック満載だった2…
<はじめに>……「平成は沖縄高校野球“躍進の時代”」 1.殊勲賞 <その1> <その2> 2.ベストナイン(DH含む)&最優秀投手 一番<セカンド> ――頭脳明晰なリードオフマン。脅威の打率六割超! 二番<センター> ――鮮烈な選抜決勝のランニングホーム…
1.はじめに 2.過去記事から 3.終わりに 1.はじめに 先日、ある美里工業OBの方より、DMをいただいた。詳細を明かすことはできないが、当時の悔しさは今でも鮮明に覚えているとのこと。 本人の胸中は察してあまりあるが、しかし沖縄高校野球の一フ…
【目次】 1.沖尚前主将・水谷君の印象深いツイート 2.“史上最弱世代”と自覚した時から始まった、沖尚の復活劇 3.沖水と美里工の両チームは、負けの悔しさをエネルギーに変えろ! 4.沖尚は、とにかく勝ち続けること! 【関連記事一覧】 ※小説も書いて…
【目次】 <はじめに> 1.美里工業は、“1点勝負に勝ち切る力”を身に付けて欲しい 2.沖水は、実質“新興勢力”。苦しい時の“拠り所”をどう作っていくか 3.興南は、有望な一年生左腕を温存したのかもしれない…… <おわりに> 【関連記事一覧】 ※小説も書…
【目次】 0.はじめに 1.夏の高校野球岩手県大会の“異常な日程” 2.興南は、宮城が「連投しても大丈夫」なように準備していた 【関連記事一覧】 0.はじめに 先に断っておくが、私は興南高校野球部の関係者ではないし、我喜屋優監督の信望者というわけ…
【目次】 0.はじめに 1.足りなかった「言葉」 2.もし自分が監督だったとしたら 3.高校球児の“主体性”と“三年間の重み”を無視すべきではない 4.どっちが良い、悪いの話ではない 5.まとめに代えて ― 大船渡高野球部に足りなかったもの ― 【関連記…
【目次】 0.はじめに 1.他にやれることがあるのでは? 2.「球数制限」に賛成できない二つの理由 ①“野球の質”の低下を招く ②高校野球は、“野球少年の集大成”である 3.各校の野球部は、“方針”を明確にすべき 4.まとめ 【関連記事一覧】 0.はじめに…
【目次】 はじめに 1.宮城大弥が“2年生”だったら…… 2.沖尚、待ち望んだ“全国レベルの投手”の登場 3.あえて沖尚の“勝因”を挙げるなら…… 4.夏の甲子園大会以降の展望 【関連記事】 www.youtube.com はじめに 壮絶な死闘だった。間違いなく、後に語り…
【目次】 はじめに 1.美里工業の“唯一の勝機” 2.やはり露呈してしまった、美里工の“勝負所での経験不足” 3.“相手と戦えるようになった”興南ナインの成長 4.興南を本気にさせた、美里工の“チカラと可能性” 【関連記事一覧】 www.youtube.com はじめに…
【目次】 はじめに 1.盤石に見える興南投手陣の“死角” 2.興南打線の“しぶといバッティング”に、美里工バッテリーは根負けせずにいられるか 3.実現した“最高のカード”
【目次】 1.昨秋の“ノーヒットノーランの衝撃”に紛れていた、両チームの課題 2.狙い球を絞った沖尚、また変化球にタイミングを狂わされた沖水 3.一気に面白くなった、沖縄“令和初の大会” 関連コラム一覧 今日(2019.7.14)の三回戦にて、第2シード・…
【目次】 はじめに 1.興南――“力と技”の両方を備えられるか 2.美里工業――あとは、本当に“経験”だけ 3.沖縄水産――勝負所での“プレー精度”を如何にして上げるか、それとも…… まとめ はじめに 甲子園大会で勝てるかどうかは別として、今夏の沖縄高校野球は…
<はじめに> かねてより構想していたものの、なかなか取り組めなかった企画――「【私選】平成の沖縄高校野球名勝負ベスト10」。以前の<県大会編>に続き、いよいよ<甲子園編>である。 今回は、全10試合のうち第10~6位までの五試合を紹介することと…
【目次】 <本文はコチラから> <関連記事一覧>
人気ブログランキング 特別企画「私選・沖縄高校野球名勝負<ベスト10+5>――県大会編」も、本エントリーで3回目。今回が最終となる「後編」である。 さすがにトップ3ともなると、県内の高校野球ファンの誰に問うても挙げるような、まさに“テッパン”の…
人気ブログランキング 前回に続き、特別企画「私選・沖縄県高校野球名勝負<ベスト10>――県大会編」を送る。 「中編」となる今回は、好試合ながら泣く泣く選外とせざるを得なかった試合及び衝撃的な結果となった試合を別に5つ選び、<番外編>として紹介…
人気ブログランキング 気付けば、高校野球の記事を書かなくなっていた。 沖縄県勢が甲子園で勝てないから……というのは、確かにある。だがそれ以上に、“希望”が見えない。より正確に言えば、沖縄高校野球界全体から「何が何でも勝つ!」という気迫・情熱が、…