南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

裏プレバト―夏井いつき先生に言われそうなこと―<第8回>「妬み・嫉み全開の句ですネ(笑)」

 

※このコーナーは、私が「俳句ポスト365」及び「通販生活―よ句もわる句も―」(いずれも夏井いつき先生が選者)に投稿した俳句を紹介します。

 私の(安定の)没句と(マグレの)入選句について、自分なりに考えた結果の要因を、夏井先生が“言いそうなフレーズ”に乗せ、面白おかしく書いていきます。

 私と同じ俳句初心者の皆様の参考になれば(私と同じ失敗はしないように・笑)と、あえて「恥」を晒していきます(汗)。

 

兼題「ていれぎ」(俳句ポスト365)

 

ていれぎめサカナを取っかえ引っかえ(南風の記憶)

 

【句に込めた意味】

 刺身のつまとなる“ていれぎ”(オオバタネツケバナの松山地方での方言名)。何人もの美人の女……ならぬ、色とりどりの魚と、いつも一緒にいる。こいつ、モテモテだなぁ。憎たらしいなぁ。オンナならぬサカナを取っかえ引っかえしやがって!!

 

結果:没<凡人45点>

 

【夏井先生に言われそうなこと】

 

※例の風流なBGMをバックに……

 

夏井先生:(笑いをこらえられない)何ですか、これは。妬み、僻み全開じゃないですか。あなた、“ていれぎ”にまで焼きモチを焼いていらっしゃるのですか。ウフフフフ……んっ、こほん(ようやく真顔になる)。

 ええとね……発想はまぁ、面白いのですが、やっぱり映像を描かないとネ。この句の表現だと、どうしてもあなたの妬み先行に……ハハハハハっ、いや失礼(笑)。

 例えばですね……いつも色々な魚と隣り合わせのていれぎと、そして一人の自分とを対比させる。こういう方向で、映像を描いてみるという方法もありますヨ。

 

ワタクシ(南風の記憶)による推敲句

ていれぎと数多(あまた)の魚ひとりの我(われ)

 

夏井先生:何とか映像にはなりましたが、雑な推敲ですねェ(怒)。まるで、こんな句の推敲なんてやってられるかという……ああ、そりゃそうか。そもそもが妬み、嫉み前回の句ですものネ。

 まぁ……負の感情も詩の“核”になりますから、それを材料にする発想が悪いわけではありません。ただ、あまりにも表現が直接的すぎると、それは俳句でなくなってしまいますから。どんな場合でも、“映像を描く”という俳句の基本を忘れないようにしましょう。

 

【「プレバト!!」名句コーナー】

道化師のギャロップのごと牧開(鈴木光)

 まさに彗星のごとく「プレバト!!」に襲来した才女・鈴木光。正月(2019年1月3日)放送の「番組対抗戦」にて、「プレバト!!」チームを打ち負かしたことで、一躍注目を浴びる。個人的には、どちらかというと句の出来不出来にムラのある東国原英夫千原ジュニアらではなく、安定感抜群の立川志らくを破ったことが、かなり衝撃的だった。

 この句を見ても、やはりこの娘、タダ者ではない。放送回にて東国原が言及していたように、比喩というものはとても難しく、安易に使えば陳腐なものとなる。

 それを「道化師のギャロップ」のごと!? こんな比喩、凡人には思い付かない。発想だけでなく、その背景として、彼女の豊富な知識があるということは言うまでもない。

 春のタイトル戦が、本当に楽しみだ。

 

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