南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

裏プレバト―夏井いつき先生に言われそうなこと―<第11回>「本当に、”ありがち”な表現ですネ(怒)」

 

※このコーナーは、私が「俳句ポスト365」及び「通販生活―よ句もわる句も―」(いずれも夏井いつき先生が選者)に投稿した俳句を紹介します。

 私の(安定の)没句と(マグレの)入選句について、自分なりに考えた結果の要因を、夏井先生が“言いそうなフレーズ”に乗せ、面白おかしく書いていきます。

 私と同じ俳句初心者の皆様の参考になれば(私と同じ失敗はしないように・笑)と、あえて「恥」を晒していきます(汗)。

 

兼題「柏落葉(かしわおちば)」(俳句ポスト365)

柏散るコード進行の不規則(南風の記憶)

※「柏散る」は「柏落葉」の傍題。

 

【句に込めた意味】

 柏の葉が、散っていく。メロディを奏でるかのように。時に速く、時にゆったりと。その様は、まるで不規則なコード進行を奏でるかのようだ。

 

結果:没<凡人50点>

 

【夏井先生に言われそうなこと】

 

※例の風流なBGMをバックに……

 

夏井先生: 言いたいことは分かりますヨ。分かり過ぎるくらい、よく分かるのですが……いい加減、そろそろ気付いて欲しいものですねぇ(怒)。

 

 柏落葉に限らず、落葉を何かのメロディに例えるというのは、俳句の世界では、本当にありがちなのです。これがまさに「キング・オブ・ザ・凡人」というわけですネ(ニヤリ)。よほど上手くやらないと、読み手の印象に残る句を作ることはできません。

 

 それを「コード進行の不規則」? 下五で「不規則」と書いて工夫なさったおつもりかもしれませんが、散っていく葉の大きさは形も大小も異なりますから、わざわざ「不規則」と書く必要はありません(怒×2)。

 

 あなた、俳句ポストへのご投句は、もう何度目ですか? 自分の作った句が「オリジナリティとリアリティ」を備えているかどうか、そろそろ判断できるようになりなさい(怒×3)。

  

ワタクシ(南風の記憶)による推敲句

柏散るカノンコードの不協和音

 

【「プレバト!!」名句コーナー】

河豚鍋の滾るクリスマスの修羅場(夏井いつき)

 ごく初期の「プレバト!!」(2013年12月5日放送)にて、個人的に印象的な一句。

元々は、杉本彩の<才能ナシ30点>査定となった「クリスマス実は食べたい河豚の鍋」の添削句である。ポイントは、河豚鍋を描写した動詞「滾る」である。

「煮える」でも「沸騰す」でもなく、「滾る」なのだ。なぜこの動詞を選択したのかは、後半の措辞「クリスマスの修羅場」を読めば分かる。動詞「滾る」に、句中の人物の“怒り”の感情を託したのである。

 俳句において、描写の言葉の選び方は重要だ。なぜなら、どの言葉を選ぶかによって、そこに読み手の「思い」が変わってくる。漫然とそれらしい言葉を選んでいるようでは、良い句は詠めない。このことを教えてくれる、まさにお手本となる句である。

 

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プレバト!!|MBS公式

 

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