南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

裏プレバト―夏井いつき先生に言われそうなこと―<第14回>「句の内容と季語との取り合わせに、齟齬があります」

※このコーナーは、私が「俳句ポスト365」及び「通販生活―よ句もわる句も―」(いずれも夏井いつき先生が選者)に投稿した俳句を紹介します。

私の(安定の)没句と(マグレの)入選句について、自分なりに考えた結果の要因を、夏井先生が“言いそうなフレーズ”に乗せ、面白おかしく書いていきます。

私と同じ俳句初心者の皆様の参考になれば(私と同じ失敗はしないように・笑)と、あえて「恥」を晒していきます(汗)。

 

兼題「サイネリア」(俳句ポスト365)

 

サイネリア寄り添う朝の旧校舎(南風の記憶)

 

【句に込めた意味】

 朝の景色の中に、旧校舎がひっそりと佇んでいる。その傍らに、サイネリアが咲いている。まるで寂しき旧校舎にそっと寄り添っているようだ。

 

結果:没<凡人60点>

 

【夏井先生に言われそうなこと】

 

※例の風流なBGMをバックに……

 

夏井先生: 決して悪い句というわけではないですヨ。

 朝になると、今の校舎には生徒達が集まってくる。でも、旧校舎にはもう誰も人が寄り付かない。その寂しさを癒すかのように、花が咲いている。中七の「寄り添う」という動詞も、考えて選んだのだろうと思います。

 ただ……問題は、季語「サイネリア」を持ってくることの是非です。

 サイネリアは、どちらかというと鉢に植えて、人の手をかけて育てるイメージがあります。それが人の来なくなった旧校舎に咲いているというのは、ちょっと違和感がある。この場合は「タンポポ」ですとか、地面に自生する植物の方が良いでしょうね。

 発想は悪くないのですが、句の内容と季語の取り合わせに、小さな齟齬があった。これは本当に惜しかったと思います。

 

ワタクシ(南風の記憶)による推敲句

タンポポの寄り添う朝の旧校舎

 

【「プレバト!!」名句コーナー】

凍雲のモノクロ赤煉瓦のレトロ舟山久美子

 モデルとして活躍している舟山久美子の、モデルらしい色彩感覚優れた、鮮やかな一句である(2017年1月26日放送)。後半の「赤煉瓦のレトロ」という措辞が、前半の季語の描写「凍雲のモノクロ」をより一層引き立てている。

 さらに、放送回にて夏井先生も評しておられたように、「凍雲“の”モノクロ」「赤煉瓦“の”レトロ」、「〇〇の〇〇」という型を使った対句表現も上手い。

 名人・特待生達の安定感ある秀句も良いが、一般ゲストの句の中にも、このようにキラリと光る作品と出会えたりする。これもまた『プレバト!!』の魅力の一つである。

 

 ※「通販生活ーよ句もわる句もー」「プレバト!!」「俳句ポスト365」へのリンクは、こちらです。

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