南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

【独り言】「令和」の時代は、反論できない立場の人が攻撃される世の中であってはならない<雑記帳「日々、感じたこと・考えたこと」>

 平成最後の日となった、昨日――テレビにて、美智子皇后のご成婚から現在に至るまでの再現ドラマを見たのだが、とても腹が立った。

 

 美智子皇后が歴史上初めて、民間から嫁がれたことから、やれ“伝統を汚す”だの“成金”だの、反論できない立場の人に対して、謂れのない誹謗中傷を浴びせる人種というのは昔からいたのだなと、やるせない気持ちになった。

 

 これ……数年前に喧しかった、雅子皇太子妃に対するバッシングと、ほとんど同質のものではないか。

 

 念のため断っておくが、私は「天皇崇拝者」ではないし、私の地元が天皇制というものに対して、未だに複雑な思いを拭い去れないでいるのも、理解しているつもりだ。

 

 ただ、それにしても――美智子皇后、そして雅子皇太子妃(新皇后)へのバッシングは、あまりにも酷い。酷すぎる。

 

 一時期、雅子妃が体調不良を原因として、ご公務を満足に執り行えないことがあり、それをネタに非難を浴びせる者達がいたが……当たり前ではないか!

 

 一人の女性が、日々すさまじいバッシングに晒されれば、心身ともに疲弊しない方がおかしい。さらに追い打ちをかける輩がいたら、ますます回復が遅れるに決まっている。何を偉そうに宣っているのだ。

 

 ただでさえ、皇族の方々は一般国民の享受する“基本的人権”の多くを制限されている。皇室の存在自体の是非は別にして、その大変なお役目を引き受けて下さっているのだから、せめてストレスなく日々を送って欲しいと思うのが、普通の感覚ではないか。

 

 雅子妃や美智子皇后に限らず、「平成」の三十年間は、(一部の)人々の自意識が肥大し、やたら声だけが大きい劣悪な言説がまかり通った時代でもあった。こんなことは、もう二度と繰り返してはならない。

 

 雅子新皇后、並びに美智子上皇后陛下が、この「令和」の世においては、少しでも心穏やかな日々を過ごせますように。

 

 新たな時代の扉が開いた今、まずはそれだけを願いたい。