南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

【独り言】罪のない二人の命を奪った”鬼畜”に浴びせたい、NHKドラマ『リミットー刑事の現場ー(2)』の鬼刑事・梅木の痛烈な言葉<雑記帳「日々、考えたこと・感じたこと」>

  惨い事件が起きてしまった。

 

 犠牲になった二人の家族の心痛は、察するに余りある。犯人が自死し、司法の裁きを下せなかったことも含めて(何百回死刑にしても足りない)、何の救いもない結末となった。

 

 この件について、ネット上では「死にたきゃ勝手に死ね」という感想、それに対する「そんなことは言うべきでない」という反論もなされ、賛否両論渦巻く事態となっている。

 

 確かに、このような凶行を働くまでに至った過程で、犯人をそこまで追い詰めた社会そのものに、まったく責任がないとは言えない。こういう境遇の人を生み出さないために、今後何らかの施策を講じる必要はあるのかもしれない。

 

 だが――それでもこの犯人を、凶行を、絶対に許すべきではない。

 

 本当に“恨み”を晴らしたいのなら、自分がかつて勤めていた職場なり、職を失った後十分に支援してもらえなかった役所なりに押し入っていれば、一応(もちろんそれ自体も犯罪であるが)筋は通る。そしてこの方が、まだ同情の余地はあった。

 

 なぜ、小学生の列を襲ったのか?

 

 私が思い出したのは、かつてNHKにて放送されたテレビドラマ『リミット―刑事の現場―(2)』において、武田鉄矢演じる刑事・梅木拳が、通り魔殺人を犯した若者に言い放った痛烈な台詞だ。

 

―― おまえはなぁ。ただ、強い奴に向かっていくのが怖かった。だから、弱い人を選んで刺し殺したんだ。ただ、それだけだ!

 

 さらに梅木は、こう続ける。

 

―― 人間は生きているうちに、殺したいほど憎い奴に出会うことがある。だが、普通の人は、殺さない。殺せない。こいつにも親がいる。こいつにも惚れた男か女がいる。そう思うとそいつが人間に見えて、だから人間は人間を殺さない。そして、殺せない。

 だが、コイツ(犯人の若者)は違う。コイツは憎くもない人を、弱い人を選んで刺し殺した。なぜ、そんなことができたか。それはコイツが、人間じゃないからだ

 

 念のため再度書いておくが、社会的弱者を救う施策なり何なりは、必要だと思う。

 

 無関係な人、しかも小学生を狙った時点で、彼は自分の人間としての尊厳を自ら手放したと言って良い。そんな“鬼畜”に同情を寄せる必要など、まったくない。死にたければ一人で死ね? それさえ、生温いと思う。

 

 私なら、こう言う――地獄に落ちろ、と。