南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

わり算には大きく分けて”2種類ある”って、知ってましたか!?

算数[:contents]

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<はじめに>

 最近、年の離れた従弟(小3)の教科書を見せてもらい、あることに驚かされた。

 もっとも私が勉強不足だけだったかもしれないが……読者の皆さんは、わり算が大きく二種類に分けられるということを、ご存知だったであろうか。

 

 たぶん表現の仕方は、教科書や先生の教え方等で微妙に違ってくるだろうが――「ドキドキ算」と「ワクワク算」というものである。

 この二つがどう違うかを考える前に、簡単な式ではあるが、その式になる二つの問題について考えてみることとしよう。

 

 式 12÷3=4  答え 4?

 

 なぜ答えの4の単位は「?」でぼかしたのか。それは、問題の出し方によって、答えに付いてくる単位が変わってくるからである。

 

1.ワクワク算

 まずは、「ワクワク算」で問題を作ってみよう。

例)チョコレートが12個あります。3人で同じ数ずつ分けると、一人何個ずつに分けられるでしょうか。

 

 この問題は、“全員がチョコレートをもらえる”ということは確定していているものの、一人何個もらえるか分からない――だからワクワクするということで、「ワクワク算」という名前が付けられている。

 図で描くと、次のようになる。

【□ □ □ □】【□ □ □ □】【□ □ □ □】

(1人分)   (1人分)   (1人分)

 

式 12÷3=4  答え 1人分は4個すつ

 

2.ドキドキ算

 次は「ドキドキ算」で問題を作ってみよう。

例)チョコレートが12個あります。一人3個ずつ分けると、何人に分けられるでしょうか。

 

 この問題は、全員がチョコレートをもらえるとは“確定していない”のだ。もしかしたらその場には、5人も6人も10人もいるかもしれないのである。自分がもらえるかどうか分からない――だから「ドキドキ算」なのだ。

 図で表すと、次のようになる。

【□ □ □】【□ □ □】【□ □ □】【□ □ □】

(1人3個)(1人3個)(1人3個)(1人3個)

 

 上の図から、12個のチョコレートを一人3個ずつ配ると、もらえるのは4人だけということになる。

 式 12÷3=4  答え 4人に分けられる

 

 1の「ワクワク算」が“一人何個もらえるか”を聞いているのに対し、2の「ドキドキ算」は“3個ずつ配ると何人もらえるか”つまり、「もらえる人数」を聞いている。だから同じ式でも、答えの単位が変わってくるのだ。

 

<終わりに>

 それにしても、ある程度学力の高い子はともかく、元々算数が苦手な子・嫌いな子に上の事項を教えるのは、そう簡単なことではないはずだ。私もその従弟に算数を教えるのは結構大変だった(まず椅子に座れない、話を聞けない、鉛筆を持たない等)ので、そういう様々な特徴を持った子供達を抱える先生方の苦労が偲ばれる。

 

 改めて思った。先生方は、教材研究の時間もろくに取れないと言われている中で、とてもよく頑張っておらえる。何か問題が起こる度に、すべてを学校のせいにしてしまう風潮は、いい加減になくして欲しいものである。