南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

俳句初心者を尊大な物言いで潰す人

【目次】

f:id:stand16:20211127053312j:plain

 

1.初心者を尊大な物言いで“潰す人”

 俳句のことが分かってくると、嬉しくなってきて、ついつい初心者の方に教えたくなってしまう。教えるだけならまだしも、どこか“自分の方が相手より上”だと思い込んで、初心者の方に尊大な物言いをする人もいるらしい(私もそうならないように気を付けたい)。

 

 『プレバト!!』の夏井いつき先生のお陰で、俳句が広く世間に親しまれるようになったとはいえ、まだまだ“自分で作る”となるとハードルが高い。それなのに、せっかく「作ろう」と思い立った方の気持ちを、ちょっと俳句ができると思うようになった人が潰してしまう。こんなバカな話はない。

 

 私も似たような経験があり、少々不愉快な思いをした。ある掲示板のことでだが、俳句を上手くなりたければ「○○しなさい」と、上から目線で言ってくる人がいた。またそいつが、その掲示板によく書き込む年配者には、へりくだった態度を取るのである。

 この時、私はもうネット上の俳句応募でしばしば入選するほどには上達していたのだが、あえてそれを言うのもバカバカしいので黙っていた。

 

2.何年やっても「俳句が分からない」

 まあ「幸せな人だな」と、私は醒めた目で見ている。俳句とはやればやるほど、分からなくなるという側面があるからだ。私は間もなく句歴3年半を過ぎるが、今でも俳句を分かったなんて、とても恥ずかしくて言えない。

 

 いちおう、基本は分かる。俳句は「季語」+「それ以外の措辞」の“取り合わせ”でほぼ作られるということ(「季語」だけのことを詠む“一物仕立て”という型もある)。そして何より「季語を主役に立てる」ということ。また最近では、「読者に良い想像をさせる」のが良い句だと意識しながら、句を詠むようになった。

 

 初心者の方がここまでの文章を読めば、「この人は俳句をよく知ってる」と思うかもしれない。とんでもない。私ぐらいのレベルの人なんて、掃いて捨てるほどいるだろう。私よりも、もっと深く俳句を理解している人も、たくさんいる。私なんて、まだ“少し齧ったくらい”のレベルだと思う。

 

3.「質問しやすい」雰囲気の人に教えてもらえばOK!

 私がこれまで見てきた中で、初心者に尊大な態度を取る人というのは、中途半端な実力の人だ。ほんとうに私が“この人は凄い”と思う人は、誰に対しても謙虚だし、素直だし、何より探求心が凄い。そう……俳句を本当に究めようと思ったら、人にエラそうにしている暇などないはずである。

 

 初心者の方におかれましては、そういう輩の言うことなんか無視して、自分で「質問しやすそうな雰囲気の人」を見つけて教えてもらったらいい。きつい言葉に心を乱され、“自分は才能がないんじゃないか”などと思い悩むことはない。

 

 基本ができてくれば、自然と「入選は」できるようになってくる。だが、本当の俳句の奥深さと難しさを知るのは、ここからなのだ。