南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

悪いことは言わないから……  強豪・浦和レッズの不調に思うこと

悪いことは言わないから、ペトロビッチ監督をもう辞めさせるべきだと思う。これ以上続けさせても、何も良いことはない。選手達にとっても、監督自身にとっても、何より浦和レッズというチームにとっても。 どう考えても、いたずらに傷口を広げていくだけであ…

あえて鹿島アントラーズの“死角”を探すなら——さらなる進化を遂げるための改善点

先日のセビージャ撃破で、昨年のクラブ・ワールドカップ準優勝に続き注目を浴びることとなった、鹿島アントラーズ。リーグ戦では一試合多く消化しているセレッソ大阪と、勝ち点差4の第2位。昨シーズンに続く2連覇も十分射程圏内である。 特に前半戦のラス…

“特別なこと”は必要ない——【Jリーグワールドチャレンジ】鹿島アントラーズ2-0セビージャ<戦評>

あくまでも“親善試合”である。だから、単に「勝った・負けた」という結果だけで一喜一憂するわけにはいかない。 しかし、親善試合であればこそ——「どのように戦い、その結果どうなったか」というプロセスは、適切に捉える必要がある。でなければ、ここで得た…

ザッケローニの功績と、足りなかったもの——痛恨のブラジルW杯敗退から学ぶこと

サッカー日本代表に関して、今回も“歴史に学ぶ”という事例を取り上げてみたい。 日本代表の過去五度のW杯において、最もショッキングだった「敗戦」は、2014年ブラジル大会ではなかっただろうか。 初出場だった1998年フランス大会は、アルゼンチン・クロア…

戦力分析ーー興南(2017年・夏)

やはり課題は、バッティングにある。 決勝戦では15点を奪ったものの、二回戦から準決勝までの四試合は、ヒット数がいずれも1ケタに抑えられている。 これは対戦校のバッテリーが警戒し、外角を丹念に突いたり、変化球主体の投球をしたりしてきたためと思…

あまりにも明らかなサッカー日本代表の“攻略法”——「歴史」から見えてくる、戦い方のポイント

サッカー日本代表の“戦術論”が、今でもよく取り沙汰される。曰く、やれデュエルだパスサッカーだ、ポゼッションだ、いやカウンターだ……などと。 これは例えるなら、野球において「速球派投手がいいのか・軟投派投手がいいのか」と不毛な二者択一で悩んでいる…

“割り切り”が足りないサッカー日本代表——「勝つべき試合」で勝てない原因とは?

次のオーストラリア戦で、勝ち点3を取りこぼすようなことがあれば、最終戦を待たずにハリルホジッチを日本代表監督から解任すべきだと思う。 ハリルホジッチといえば、選手起用や彼自身のエキセントリックな言動が注目されがちではあるが、個人的にはあまり…

美来工科を苦しめた未体験ゾーンの駆け引き——興南、記録的な猛打で2年ぶりの甲子園へ

【決勝戦】興南 15-1 美来工科 いやぁ、参りました……と言うほかない。 春から夏へかけて、興南がかなり戦力的に上積みされていることは理解していた。ロースコアの試合が続いてはいたものの、“ここ”という時には確実に得点する打線の集中力の高さも、感…

沖縄県大会、準決勝の戦評&決勝戦の展望

【第一試合】興南2-0糸満 引き締まった好ゲームだった。とはいえ要所でベストプレーをした興南と、ミスが出てしまった糸満の、小さいようで埋めがたい“差”が勝敗を分けたように思う。 最初のポイントは四回裏。一死一・三塁の場面で、糸満はスクイズを敢…

好投手の三条件——“勝てる投手”であるために、不可欠なもの

先に結論を言う。コントロール、度胸、スタミナ——この三つを備えていれば、全国レベルの好投手と見て差し支えないと思う。 極論に思われるかもしれない。投球フォーム、球威、決め球があること、体格(身長や手足の長さ)……その他の要素も、もちろん大切だ。…

沖縄県大会、準決勝・決勝の展望

【第一試合】興南糸満 準々決勝における糸満の沖尚撃破は、今大会のサプライズの一つだった。強打者揃いの相手に投手戦へと持ち込み、12とリードを許しても崩れることなく、足を絡めて2点を奪い取った。個人能力で上回るチームと対する際の、まさにお手本…

一本のクリーンヒットよりも……  沖縄尚学、まさかの準々決勝敗退(※2019年7月7日リライト)

(2019年7月7日・追記) ※ この記事を書いた後も、沖縄尚学の苦難の道は続く。 同年秋の大会では優勝したものの、続く九州大会において準々決勝で敗退し翌年の選抜出場を逃す。 さらに翌2018年夏には、北山にまたも準々決勝で敗退。もはや沖尚が4強に入れ…