南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

サッカー日本代表

阪神・岡田彰布監督と対照的な、サッカー日本代表・森保一監督とJFAの”軋轢を避けようとする”態度

1.注目すべき阪神・岡田彰布監督の“軋轢を恐れない姿勢” 2.“いい人”森保一監督では、代表チームを勝たせられない現実 3.ハリルホジッチ解任がJFAに残した“禍根” 1.注目すべき阪神・岡田彰布監督の“軋轢を恐れない姿勢” 昨年、阪神タイガースを3…

町田ゼルビアのサッカーが正当に評価されないうちは、日本サッカーが強豪に登りつめることはない

1.町田ゼルビアへの論理的でない批判 2.“きれいな絵を描くこと”に囚われがちなサッカーの落とし穴 3.「勝つための合理性」が足りない日本サッカー 1.町田ゼルビアへの論理的でない批判 J1昇格を果たしたばかりの町田ゼルビアのサッカーが、一部サッ…

W杯における躍進の鍵は、”状況に応じた戦い方”ができるかどうか ~サッカー日本代表・7大会連続のW杯へ~

まずは森保JAPAN、7大会連続となるW杯出場おめでとう! 何かと批判の多い森保監督だが、個人的には「今すぐ解任すべき」とまで思ったことはなかった。 W杯最終予選の序盤で2敗したのは、五輪本大会直後で準備期間が少なかったことも影響している。…

森保一監督への批判と、日本サッカーの”最大の弱み”

<はじめに> 1.森保監督に期待したサッカー 2.クラブチームと代表チームでは異なるチーム作り 3.日本代表が“良い試合”をできる条件・できない条件 4.勝ち方の“型”が確立できていない日本代表のサッカー <終わりに> <はじめに> W杯アジア最終予…

【過去記事より】忘れがたき名実況――山本浩アナウンサーの“語り”の記憶

<はじめに> 第5位 「声は大地から湧き上っています。新しい時代の、到来を求める声です」 第4位 「実にサッカーを始めた子供が、大人になって、また子供を産んで……28年というのはそれだけ、長い年月でした」 第3位 「私達は忘れないでしょう。横浜フ…

AFCに問いたいアジアカップ「開催時期」の是非と、日本代表の分水嶺となりそうな”ここからの五ヶ月弱”――2019年アジアカップ・UAE大会総括

twitter.com 日本代表について触れる前に、一つ言っておきたい――AFC(アジアサッカー連盟)は、なぜアジアカップを一月に開催するのか。 W杯後、半年しか経っていない。日本や韓国を始めとするアジアの強豪国は、新チームが発足して間もない。チーム作り…

特別なことは必要ない。”当たり前のこと”さえ実行してくれれば――サッカー日本代表・森保一新監督就任に際して

人気ブログランキング 日本代表 人気ブログランキング IN順 - サッカーブログ村 森保一氏のサッカー日本代表監督就任に関して、個人的にさほど感慨はない。 もちろん、取り立てて異論があるわけでもない。予想の範疇だったし、また極めて妥当な判断だと思う…

日本サッカー協会は、ハリルホジッチに“筋違い”の要求をしてたのではないか? ――前々回エントリーの補足

人気ブログランキング 日本代表 人気ブログランキング IN順 - サッカーブログ村 前々回のエントリーに関して、補足しておきたい。下の部分、やや誤解を与えかねない表現だと感じたので、もう少し追記しておく。 ――そう考えると、一見正しいように思える「足…

本当に批判すべきことと、一見正しいようで危うい“条件” ――サッカー日本代表、次の4年間へ

人気ブログランキング soccer.blogmura.com 当ブログにて、私は散々ハリルホジッチ前日本代表監督への批判を繰り返してきたが、それも前回のエントリーで打ち止めにしようと思う(もし彼が日本サッカーに対してまた妙な発言をすれば、書いてしまうかもしれな…

やはり解任すべきだった――前監督の”妄言”に思う

人気ブログランキング soccer.blogmura.com 本当にこの人は、何も分かってなかったのだな……と嘆息せざるを得ない。 前日本代表監督・ヴァイド=ハリルホジッチ氏のことだ。氏は、ロシアW杯決勝トーナメント1回戦にて、日本代表がベルギーに2-3と手痛い…

極めて現実的な予想――サッカー日本代表の次期監督候補と、求めたい要素について

[http://にほんブログ村] 人気ブログランキング 気の早い複数のスポーツ紙が、次期サッカー日本代表監督は元ドイツ代表監督のユルゲン=クリンスマン氏で決定的だと報じている。本人は、噂を否定したらしいが。 私はこの報が、日本のメディアお得意のガセネ…

W杯で得た、未来への大きな収穫――日本サッカーがようやく手にした”スタイル”と勝つための「必要条件」

人気ブログランキング [http://にほんブログ村:title] ベルギー戦に関して、敗因などを色々と述べるのは容易い。しかし、今さらあまり意 味をなさない気がする。 もちろん選手交代やシステム等、私にも正直解せなかった部分はある。もっとああすれば良かった…

一つの物語が終わり、また始まる…… ~ 日本サッカー、新たな旅路へと ~

[http://にほんブログ村:title] 人気ブログランキング 非情のホイッスルが鳴った瞬間。ピッチ上、次々と倒れ込んだ選手達の仰いだ先に、夏の夜空があった。切ないほど美しい、漆黒が広がっている。 なぜか自然と、12年前のドルトムントを連想してしまう。 …

ポーランド戦の論点整理と、ベルギー戦の展望

[http://にほんブログ村:title] 人気ブログランキング 前々回のエントリーにて、論点が未整理のまま記事をアップしてしまったので、改めて整理しておきたい。 ポーランド戦の西野朗監督の「残り15分の采配」について、私は“消極的賛成”の立場を取る。理由…

サッカーを”甘く見ている”のは、どっちだ!? ――「絶対負ける」という暴論について

人気ブログランキング 幾多の紆余曲折を経て、我らが日本代表はW杯のベスト16へと進出した。そして明日未明、初のベスト8入りを賭け強豪・ベルギーと対戦する。 さて、今回のように世界大会で日本代表が見せると、決まって“自称”サッカー通の人達が、し…

賛否は別として――【W杯グループリーグ第3戦】日本0-1ポーランド<雑感>

人気ブログランキング 手離しで称えることは、やはりできない。だが…… 時間稼ぎという手段を選択せざるを得なくなったのは、コロンビア先制の報が入っただけでなく、同点を狙いに行けばさらに追加点を奪われかねないほど、ゲームの流れが悪かったこととも無…

”チームになれた”日本代表――W杯グループリーグ第一戦・日本2-1コロンビア<雑感>

[http://にほんブログ村:title] 人気ブログランキング 直接の勝因としては、開始3分でのPKと相手の退場が大きかった。 ただ望外の幸運にも浮足立つことなく、途中苦戦しながらも修正し、最後には優位を生かしきっちりと勝ち切った日本代表の戦いぶりは、…

本田バッシングに思う、日本人の”チーム観”の脆弱さ

人気ブログランキング サッカーW杯・ロシア大会の開幕が近づいているというのに、巷では本田圭佑へのバッシングが続いている。まったく不愉快でしょうがない。 先に断っておくが、私もここ数年の本田のプレーぶりには、大いに不満である(こう書かないと、…

補足:サッカー日本代表への“最終提案”4つのキーワードに関して ~ “チーム作り”ということを忘れてはならない ~

人気ブログランキングへ ※スポナビ+より転載 前回のエントリーを以て、当ブログのスポーツナビ+における最終投稿とする予定だったが、読み返して不十分な点があると感じたので、少し補足させていただきたい。 この文章の趣旨は、サッカー日本代表(注:日…

サッカー日本代表への“最終提案”と、ハリルホジッチへの要望

人気ブログランキングへ 前々回のエントリーにて、サッカー日本代表のハリルホジッチ監督を「解任すべき」と書いたが、一方で彼が就任して良かったと思うことがある。 長らく日本サッカーの“スタイル”だと信じられてきた、ショートパス主体のサッカー及びポ…

即刻解任すべきである —— <東アジア選手権>日本1-4韓国 【雑感】

人気ブログランキングへ 試合後、ハリルホジッチ監督は「韓国の方が格上だったと思う」と述べた。まったくその通りだと、私も思う。 ただしそれは、選手の個人能力ではない。戦術やモチベーションも含めたチーム力が、確かに日本と韓国の間には大きな差があ…

気迫も知性も感じられないチームに失望——日本1-3ブラジル【雑感】

——後半は勇気づけられた。後半だけを見れば我々が勝っていた。そう考えなければいけない。 このハリルホジッチ監督のコメントが、完敗に打ちひしがれているであろう選手達の、メンタル面を考慮してのものであることを祈る。もし本気で思っているのだとしたら…

祝賀ムードを吹き飛ばした、後味の悪い最終戦——日本0-1サウジアラビア【雑感】

どうしても本田圭佑を使いたければ、右サイドではなくトップ下、もしくは1トップの位置だったと思う。 サイドで本田が張ることで、スペースに蓋をしてしまった。それが日本の持ち味であるスピードある攻撃を停滞させる原因となった。本田は前半で退いたが、…

金子達仁氏への反論と、一部同意できる点——日本とオーストラリアの比較に見る“スタイル”ということ

ご周知の通り、W杯アジア最終予選にて、日本はオーストラリアに20で完勝。6大会連続の本大会出場を決めた。 試合内容についての分析は、既に多くの方がなされているから、改めてここで触れることもないと思う。それよりも興味深かったのは、日本が従来の…

言説を疑う——「世界に通用するサッカー」って、本当にあるのか?

サッカー日本代表を巡る言説において、よく「世界に通用するサッカー」というフレーズが使われる。この事項について、今回は問題提起したい。 果たして「世界に通用するサッカー」というものが、本当にあるのだろうかと。 W杯本大会へ初出場を果たした頃か…

楽観的な予想——サッカー日本代表、W杯最終予選ラストの2連戦へ……

過去のエントリーにおいて、私は再三、ハリルホジッチ監督とサッカー日本代表の現体制について批判してきた。 それでも、このアジア最終予選を突破できるかどうかという点に関しては、かなり楽観視している。終わってみれば2位以内で、“普通に”W杯本大会出…

“誰を選ぶか”よりも重要なこと——サッカー日本代表・メンバー発表について

誰を招集するか・しないかということは、さほど重要だと思わない。問題は、ワールドカップ出場が懸かるオーストラリア、サウジアラビアとの二連戦を如何に戦い、勝利を手にするのか。そのプランニングがしっかりできているかということである。 個人的には、…

ペトロビッチの捉え違い——「負けたが内容は悪くなかった試合」ってあるのか!?

—— 今日は残念ながら敗れたが、決して悪いゲームではなかった。ウチは負けるといつも批判されるが、今日はそんなゲームではなかった。浦和はいつも結果を厳しく見られるチームなので。今日は両チームとも素晴らしいゲームをした。スペクタクルだった。満員の…

ザッケローニの功績と、足りなかったもの——痛恨のブラジルW杯敗退から学ぶこと

サッカー日本代表に関して、今回も“歴史に学ぶ”という事例を取り上げてみたい。 日本代表の過去五度のW杯において、最もショッキングだった「敗戦」は、2014年ブラジル大会ではなかっただろうか。 初出場だった1998年フランス大会は、アルゼンチン・クロア…

あまりにも明らかなサッカー日本代表の“攻略法”——「歴史」から見えてくる、戦い方のポイント

サッカー日本代表の“戦術論”が、今でもよく取り沙汰される。曰く、やれデュエルだパスサッカーだ、ポゼッションだ、いやカウンターだ……などと。 これは例えるなら、野球において「速球派投手がいいのか・軟投派投手がいいのか」と不毛な二者択一で悩んでいる…