南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

<野球小説>白球の“リアル”【第12話】「招待野球開始・波乱の序盤戦」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~

前回<第11話「キャプテン谷口の決意」の巻>は、こちらのリンクです。

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第12話「招待野球開始・波乱の序盤戦」の巻

 

 勢いのないゴロが、二塁方向へ飛ぶ。

「任せろっ」

 丸井が、左に数歩動いただけで難なく捕球する。滑らかなフィールディングで、ファーストの加藤に送球される。

「アウト! スリーアウト、チェンジ」

 一塁塁審のコールと同時に、墨谷ナインはベンチへと駆け出す。

 誰もが、戸惑いの表情を浮かべていた。その中心、豪胆さで鳴らす井口源次でさえ、あっけに取られた顔をしている。

「よぉ」

 どこか面倒くさそうに給水する井口の尻を、イガラシはぽんと叩いた。

「調子はどうだ、井口」

「うむ。指の掛かりも悪くないし、上々ってところさ。ただ……」

 ちらっと相手ベンチに目をやり、吐き捨てるように言った。

「俺がどうこうじゃない、アイツらが、無造作に手を出し過ぎるんだよ」

 一回表。西将学園の攻撃は、僅か五球で終わっていた。

 先頭打者は、ツーボールからのカーブを引っ掛けサードゴロ。二番打者は、ワンボールからの内角高めの速球に押されキャッチャーフライ。三番打者に至っては、初球から外角低めのシュートに手を出し、セカンドゴロ。あっけなく三者凡退。

 いずれも背番号二桁の選手とはいえ、あまりにお粗末な攻撃内容だ。

 イガラシは、足早にネクストバッターズサークルへと入った。左手にバッティンググローブを嵌め、感触を確かめるようにマスコットバットを二度、三度と素振りする。振る度に、ビュッビュッと風を切る小気味よい音がした。

 その眼前。マウンド上では、西将学園の先発投手が投球練習を始めている。こちらも背番号二桁の右腕投手。ただ全力投球すると、やはり速い。

 がっしりとした体躯。長身から叩き付けるような直球は、かなり重そうだ。加えて、縦に大きく割れるカーブ。小さく見積もっても、落差七十センチはあるだろう。どうやら、この球をウイニングショットとするらしい。

 現段階で“控え”とはいえ、なかなかハイレベルな投手だ。谷原や西将学園のように飛び抜けた名門校でなければ、エースナンバーを背負っていたに違いない。

 それでも一打者として、イガラシは「打てる」と判断した。

 重い球、長身の本格派右腕……ねぇ。悪いが、こちとら近藤や和合中の中川で、そういうタイプの投手は見慣れてるんだよ。それにカーブ。ボール自体の威力は認めるが、そちらさんには大きな弱点があるってこと、自覚しているのかい。

 イガラシは、相手投手の投球フォームの癖を見抜いていた。

 どうしても曲げようとする意識が働くのだろう。カーブを投じる際、直球の時よりも手の甲の返しが大きくなっていた。かなり分かりやすい癖だから、遅かれ早かれチームメイト達も気付くはずだ。

 やがて、マウンド上の投手は練習球のラストを投じる。これを捕球すると、西将学園のキャッチャーは素早い動作で二塁ベース上へ送球した。

 風を切り裂く矢のような送球に、スタンドから「おぉ」とどよめきが漏れる。背番号「2」、こちらはレギュラーの正捕手らしい。

「バッターラップ」

 アンパイアに呼ばれ、イガラシはゆっくりとバッターボックスへと入った。間もなく「プレイ!」の声が掛かる。

 初球。外角低めに速球が決まり、ワンストライク。

 二球目はカーブがすっぽ抜けたのか、高めに外れる。三球目、今度は真ん中低め、やや内角寄りに速球を決められる。カウント上は、これでツーストライクワンボールと追い込まれる。四球目は、外角にカーブ。フォームで分かったが、練習球よりもスピードとキレがあった。辛うじてカットする。

「た、タイム!」

 一旦打席を外し、二、三度素振りを繰り返す。

 あぶねぇ。試合で投げるとなると、やはり威力が違うぜ。主戦でないとはいえ、さすが西将の投手だぜ。こりゃカーブは避けて、直球を狙うのが得策かな。

 戻ろうとする刹那、脳裏に谷口の声が響く。

――初回だ。相手のリズムを狂わせるには、初回に先制パンチを浴びせるしかない。イガラシ、甘い球がきたら逃さず狙い打て。

 いやダメだ。直球をヒットにされたところで、大してダメージは受けない。むしろ以後、より厳しいコースを突いてくる。そうなると、かえって攻略が難しくなる。もっと、相手に精神的ショックを与えるためには……“先制パンチ”か、ようしっ。

 バッターボックスへと戻り、再びマウンド上の相手投手と対峙する。

 五球目。外角低めの直球が、ボール一個分外れる。六球目は、内角低めの直球をカットした。七球目、またも直球を今度は高めの吊り球として投じてきたが、これには反応せず。ツースリー、フルカウント。

 そして八球目。数メートル手前から、ボールの軌道がぐにゃりと曲がった。外角のストライクゾーンに入ってきた、そのポイントを、イガラシは軽く払うようにバットを差し出す。

 掌に、ボールを捉えた感触があった。一塁方向へと駆け出した視線の先に、鋭いライナーがライトのフェアライン際へ飛んでいく。そのままフェンス手前、ラインの内側ぎりぎりでバウンドした。さらに切れて、ファールグラウンドを転々とする。

「フェア!」

 塁審のコールを聴くより先に、イガラシは一塁ベースを蹴り、二塁へと向かった。返球される気配は、まだない。躊躇なく二塁ベースも蹴り、さらに加速する。

 軽くスライディングしただけで、楽々と三塁を陥れた。スリーベースヒット。立ち上がると、丸井がちょうど右バッターボックスに入ろうとするところだった。

「丸井さん!」

 拳を二つ重ね、合図を送る。

 打てよ丸井さん。初球から思い切り引っ叩け。“決め球”を狙い打たれて、きっと動揺しているはず。叩くなら、今だ。

 丸井がうなずくのを見届け、マウンド上に視線を流す。案の定、相手投手は落ち着きのない仕草を見せていた。ロージンバックを手にしながら、指先に馴染ませることもせず、やたら長く間合いを取っている。

 キャッチャーに呼ばれ、ようやくロージンバックを足元に放った。間もなく、やや無造作に投球動作を始める。

 その初球。外角やや高めに投じられたカーブを、丸井は二遊間に弾き返した。西将のショートが懸命に飛び付くも、そのグラブを掠めるようにセンターへと抜けていく。

 イガラシがホームベースを駆け抜けた時、ようやくボールが中継の二塁手へと渡ったところだった。振り向くと、すでにスコアボードには「1」が刻まれている。

 さすが丸井さん。相手がムキになってカーブを投げてくると読んで、上手く狙い打ったな。ちょっと引っ掛けめだったけど、思い切り振り抜いた分、内野の間を抜けてくれたぜ。

 ベンチに戻ると、ナイン達がいつも通り祝福してくれた。

「イガラシぃ、ナイスバッティング!」

「いきなり三塁打たぁ、西将もショックだったろうよ」

「ちょっと……や、やめて下さいよ」

 少々照れくさかったので、わざと不機嫌な声を発した。

「カーブを決め球に使ってくると予想していて、たまたま読みが当たっただけです。フォームで丸分かりですし」

「可愛くない奴だな。初見で、もう気付いてやがる。俺ら、イガラシの打席の時に何球か観察して、ようやっと見付けたというのに」

 横井がおどけた口調で言うと、倉橋が呆れ顔で突っ込む。

「何言ってやがる。おまえは、俺と谷口の会話を盗み聞きしてただけだろ」

「ひ、人聞きの悪いこと言うなよな。俺だって、ちゃんと考えて」

 チームメイト達の一見おちゃらけ風の会話を、イガラシは頼もしく思いながら聞いていた。へぇ……と、密かにつぶやく。

 やっぱり谷口さんの率いるチームだな。さすがのベンチワークだ。これなら昨年、聖陵や専修館の主戦投手を立て続けに攻略できたのも頷ける。

「けど、これぞ“先制パンチ”だったな」

 戸室が、やや興奮気味に言った。

「見ろよ相手ピッチャー。おまえに三塁打を浴びてから、顔が真っ青だぞ」

「は……えっ」

 おそらくさして意味があったわけでもない、その何気ない一言が妙に引っ掛かる。

 バットとヘルメットを元通り並べてから、イガラシはベンチの前列に立ち、マウンド上を凝視した。

 戸室の言った通り、相手投手は明らかにショックを引きずっていた。捕手に声を掛けられても、「ああ」「うむ……」と明らかに上の空だ。

 こちらの狙い通りではあるのだが、さすがに戸惑う。

 どうしたってんだよ。いくら何でも、顔に出し過ぎだぞ。何がそんなにショックだったんだ。先頭打者に長打を喰らったことか? それとも一年坊に打たれたことか? 

 イガラシは、密かに小さくかぶりを振った。

「おっナイス」

 周囲から歓声が上がった。後続の島田が、三塁線へ送りバントを決める。間一髪アウトになったが、あわや内野安打かという巧みなバントだった。

「ナイスバント。さすがですね、島田さん」

 戻ってきた島田に声を掛けると、「いや」と首を傾げられる。

「バントするまでもなかったな。あのピッチャー、球速は大して近藤と変わらないし、むしろコントロールは近藤の方が上だったな。アウト一つ、ただでやっちまったよ……おおっ」

 快音が響く。この日は四番に座る倉橋の打球が、三遊間を抜けた。レフト前ヒット。当たりが速すぎて走者は三塁に留まるも、これで一、三塁。またもチャンスが広がる。

「……よしっ」

 気合を込めるように声を発して、谷口が打席へと向かう。

 ホームベース上。狼狽える投手とは対照的に、キャッチャーを除く他の野手陣は、さほど表情を変えることなく、互いに声を掛け合いながら守備位置の微修正を繰り返していた。唯一マウンド上だけが、重い焦燥に包まれている。

 眼前の光景に、イガラシは何ともいえない薄気味の悪さを感じた。

 オイオイ、なんで誰もピッチャーに声掛けに行かねぇんだよ。立ち直るきっかけを与えていない。これじゃ、ますます崩れていくぞ。

 再び歓声。谷口が初球を振り抜き、鋭いライナーがレフト線を襲った。ボールはフェンス手前でワンバウンドする。三塁走者の丸井がゆっくりと生還し、続いて一塁走者だった倉橋がヘッドスライディングでホームベースを払う。

「やるじゃないか墨高」

 スタンドから、観客達のざわめきが聴こえてくる。

「控えとはいえ、選抜優勝校からいきなり三点も取っちまうなんて」

「ああ。昨年、十一人でシード校になった実力は、いよいよホンモノだな」

 苦笑いがこみ上げてくる。やれやれ、これが本当に実力なら……どんなにいいか。この程度の投手しか出してこないのなら、まだ合宿で谷口さんや松川さん相手にフリーバッティングでもしていた方が、よっぽどチカラ付くぜ。

 またも快音が響く。横井が二球目のカーブをジャストミートした。しかし、これは西将のセカンドがジャンプ一番、グラブに収める。三塁に到達していた谷口は、素早く帰塁した。

「下位打線にまで、捉えられてるじゃねぇか」

 倉橋は、吐き捨てるように言った。

「あの投手、さっさと引きずり降ろさないと、こっちの調子までおかしくなっちまう」

「はい。けど……相手に、こっちの打線を抑える工夫がまるで見られないのが、気になりますね」

 島田が疑問の声を発した。

「あのキャッチャー、一応コースは内外角に散らしているんですけど、配球が分かりやす過ぎるんですよ」

「確かにな」

 戸室がうなずき、同意を示す。

「あれだけ初回から打たれてるんだから、もうちょっと相手の裏を掻くこと考えればいいのに」

「そうでしょう。追い込んだら、必ず速いカーブ。もう一つの落差のあるスローカーブは、早いカウントで見せ球気味に使う。ずっとワンパターンなんですよ。あれじゃ、狙い打ちし放題じゃないですか。俺はむしろ、キャッチャーの責任が大きいと思います」

「でも……あのキャッチャーが、西将の正捕手だよ」

 半田がデータをまとめたノートを開き、解説する。

「あのキャッチャー……高山君は、打者としても四番に座るスラッガーですが、打撃以上に評価されているのが、その頭脳的なリードです」

「ほうっ。そんなに凄い捕手なのか」

 同じポジションとして意識するのか、倉橋がすぐに反応した。

「うん。特に選抜大会準決勝では、相手打者の打ち気を逸らす配球で、あの谷原を一点に抑えたんだ。あの村井君が、試合後に『高山君のリードにやられた』とコメントしているほどだから」

「へぇ、あの村井が……うわっ」

 ふいに倉橋が、叫ぶような声を発した。七番加藤への二球目が、ホームベース手前で不規則にバウンドし、高山が後逸する。それを見て、谷口が滑り込んできた。

「ここでワイルドピッチかよ。よくあれで、西将のユニフォーム着ていられるな」

 戸室が唇を尖らせた。さすがに多くの者がうなずく。

 ここでタイムが取られる。間を設けるのかと思いきや、西将ベンチからグラブを左手に嵌めた選手が一人、マウンドへと駆けていく。

「今度は左投手ですね」

 丸井のつぶやきに、谷口が首を縦に振る。

「それにしても、ちょっとおかしくありませんか」

 島田は、微かながら語気を荒げた。

「何でピッチャーだけ交代なんです? 確かに不調でしたけど、その責任は雑なリードをした、あの高山ってキャッチャーにもあるじゃないですか。代えるなら、二人ともでしょうよ。レギュラーだからって、不公平なんじゃ」

「どうした島田。妙に食い下がるな」

 ベンチに帰ってきたばかりの谷口が、なだめるようにして、島田の話を遮る。

「敵に同情している場合じゃないぞ。俺達はいきなり、あの西将から四点も奪った。眠っていた虎の尾を、思い切り踏んづけてしまったんだ。奴ら、いよいよ目を覚ましてくる」

「オイみんな、見ろよ」

 倉橋の呼びかけに、束の間ナイン達は沈黙する。西将学園の二番手投手が、投球練習を始めた。こちらは、さほど上背のない細身の体躯。

「何だか、変な投げ方だな」

 丸井のつぶやきに、片瀬が「あれはスリークォーター気味ですね」と返答する。

「は……す、スリー……何だって?」

「スリークォーターです。あのようにオーバースローサイドスローの中間くらいのフォームなので、打者にとってはタイミングを取るのに苦労します」

「た、確かに。ボールの出所が分かりにくいもんな」

「それに……あの投手の方が、球種は多いようです」

 イガラシはそう言って、マウンド上を凝視した。

 大小のカーブ、シュート、チェンジアップ、それにフォークもあるようだ。特に、フォークは直球と同じ軌道から、打者の手元ですっと沈む。球速自体は先発投手の方が上回るも、こちらはフォームの癖が見当たらない。

 この手のタイプがむしろ厄介だと、イガラシは経験上知っている。

「……こりゃ、案外手強いかも」

 横井の独り言のような発言に、多くの者が首肯する。

 ナイン達の洞察は、的中することとなる。その“リリーフ投手”は、後続を凡打に打ち取ると、続く二回、三回と多彩な変化球で墨高打線に的を絞らせず、四死球の走者を二人出しただけで無失点に抑えた。とりわけ、イガラシが警戒したシンカーが要所で威力を発揮する。

 一方、井口は快調な投球を続けた。四回まで一人の走者も許さないパーフェクトピッチング。

 もっとも、当人はさほど満足げな顔は見せない。むしろ憮然とした表情で、ベンチの隅で俯いている。イガラシはその傍らに腰掛け、問うてみた。

「どしたい。そんな浮かないツラして」

「ああ……相手があまりに無策過ぎて、段々腹立ってくるのよ」

 怒気さえ帯びた声で、井口は答える。

「なぁ。自分で言うのもなんだけど……俺、かなりの好投手だろ」

「お、おう。否定はしねぇよ」

「好投手を相手にする時は、普通もっと球を見たりファールで粘ったりして、じっくり粘っこく攻めるもんじゃねぇか。おまえらが俺にやったみてぇによ」

 昨年の中学都大会決勝を思い出したらしく、井口は苦笑いを浮かべた。

「まぁ、それが定石だな」

「なのに奴らときたら、ファーストストライクから策もなく打ちにきて、ばたばた凡退していきやがる。ナメてんのか」

「……気持ちは分かるが、力むなよ。冷静に自分のピッチングを続けろ」

当たりめぇだ。こうなりゃ、俺のチカラを嫌ってほど見せ付けてやる。掠らせもしねぇ」

「そうだ。その意気だ」

 言葉とは裏腹に、西将の意図を計りかねて胸の内に不穏なものを抱えていたのは、イガラシも同じだった。井口の言うように、あまりにも無策過ぎる。

 どういうことだよ。西将の奴ら、まさか本当にこの試合を“捨てゲーム”にするつもりなのか。あれほどの名門が、そんな実りのないことをするってのか。うちとの対戦には、何の意味も見出せないっていうのか。何考えてんだよ、あいつら。

 四回表、西将の攻撃はまたも三者凡退に終わる。その裏、墨谷は倉橋と谷口の連打などで二死満塁と攻め立てたものの、後続が打ち取られ無得点。

 迎えた五回表。先頭打者は、正捕手も務める四番・高山だった。前打席ではサードライナー、唯一ヒット性の当たりを放っている。

 高山に対し、墨谷バッテリーは慎重な入りをした。

初球、外角低めにボールとなる直球。二球目、またも外角低めに今度はカーブを投じた。いずれも見極められ、ツーボール。

 そして三球目。倉橋は、井口最大の武器・シュートのサインを出した。内角低め、ぎりぎりストライクに入ってくるコースを要求する。井口がうなずき、投球動作に入る。

 快音。閃光を思わせる打球が、三遊間を抜けていく。

 谷口とイガラシが飛び付いた時には、すでに左翼手の前でボールが弾んでいた。レフト前ヒット、ノーアウト・ランナー一塁。西将がついに、初安打を記録した。

 

次回<第13話「練習台」の巻>へのリンクは、こちらです。

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第1話~第10話までのリンクは、こちらです。

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