南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

<野球小説>白球の“リアル”【第19話】「負けじゃない」の巻 ~ ちばあきお原作『プレイボール』もう一つの続編 ~

※前回<第18話「イガラシ対西将バッテリー」の巻>へのリンクは、こちらです。

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第19話「負けじゃない」の巻

 

 島田が、やや体勢を崩しながら、七球目に投じられたカーブを打ち返した。西将学園の左翼手は、半身の体勢になりながら、一歩、二歩と後退していく。

「おっ……あぁ」

 墨谷ベンチから、束の間の歓声。しかしすぐにため息へと変わる。左翼手は斜めに走りながらも、まだ余裕を残し捕球した。ワンアウト、ランナーなし。

「くそぅ。あと、何メートルか横に飛んでいたらなぁ」

 丸井が、悔しげに呻く。

「でも、当たりは悪くなかったです」

 片瀬がいつになく、力の籠った声を発した。

「ピッチャーが竹田さんに代わって、初めてヒット性の打球ですよ」

「そ、そういやぁ」

 鈴木の相槌を皮切りに、ベンチが再び沸き立つ。

「よぉしっ。いけるぞ」

「試合はここからだ。倉橋、一発かませ」

 凡退した悔しさに、唇を噛みながら戻ってきた島田が「どうしたんですか」と戸惑う。

「これ……一体、何の騒ぎです?」

「島田ぁ。惜しかったぞ、ナイスバッティング」

 丸井の激励に、島田は「ドウモ……」と苦笑いを浮かべる。

「竹田さんのボールをあそこまで運ぶなんて、さすが三番だ」

「えっ。でも……今日はたまたま変則の打順だからじゃ」

「細かいことはいーんだよ。これで少し、希望が……ひゃあっ」

 ふいに丸井が悲鳴を上げる。

 倉橋のファールボールが、ベンチに飛び込んできた。丸井の頭上を掠め、左側の壁に当たって跳ね返る。

 三塁塁審が走り寄ってきて、心配そうにこちらを覗き込む。

「だ、大丈夫かね? 君達」

「え……ええ、何とか」

 丸井の苦しげな返答に、周囲の部員達は吹き出した。

「さすがセカンド。よける動作も素早かったですね」

 加藤が持ち上げるように言うと、丸井は「そうだろそうだろ」と得意げにうなずく。

「セカンドたるもの、いつ何時でも打球の行方には敏感でないとな」

「いつ何時でもって……そのわりには今、完全に目を離してたんじゃ」

「なっこら、加藤。おまえ褒めてんのか、けなしてんのか、はっきりしろよ」

 分かりやすくムキになる丸井に、ナイン達から笑い声が溢れた。

 イガラシは、ふと足元に目をやった。さっきのボールが転がっている。拾い上げ、自然とつぶやいていた。

 ほんと、いいチームだな……

 三点差を付けられた九回裏。相手投手には、ほぼ抑え込まれている。すでにワンアウトを取られ、出塁すらできていない。客観的に見れば、完全に追い込まれた状況だ。

 それでも元気を失わない。最後まで、希望を捨てずにいる。

 ボールを返却するため、イガラシはベンチを出た。バックネット近くに待機していた球場係員に手渡し、試合進行の妨げにならないよう、すぐに引き返す。

 視界の端に、倉橋が一旦打席を外し、素振りしてタイミングを合わせる姿を捉える。

「イガラシ」

 ふいに呼ばれ、後ろを振り向いた。ネクストバッターズサークルに控える谷口が、微笑みを湛えた目をこちらに向けている。

 走り寄ると、すぐに尋ねられた。

「この回、どう思う? あのバッテリー」

「散らしてきましたね」

 イガラシが即答すると、キャプテンはうなずく。

「だよな。島田の時もだが、今の倉橋に対しても、やたら球数を費やしている」

「はい、ちょっと慎重になってるみたいですね。奴らはもう一試合あることですし、最後はきっちり締めて、良いイメージで終わりたいってとこじゃないですか」

「同感だ。それにしても、安心したよ」

「俺と意見が合ったことが、ですか」

 軽くからかったつもりだったが、首を横に振られる。

「そうじゃない。おまえがまだ、ちゃんと頭を働かせてたことさ」

 妙におどけた口調で、谷口は言った。

「さっきの打席、引きずってるんじゃないかと心配だったんでな」

「まさか。もう終わったことですし……そりゃあ悔しいですけど。あんなふざけた奴にやられたかと思うと。でも、負けは負けなので」

 苦笑い混じりに言うと、谷口が「いや」と首を横に振った。

「……えっ」

 キャプテンは真顔になり、短く告げる。 

「負けじゃないさ」

 思わぬ言葉に、イガラシは束の間言葉を失った。

「……じゃあ聞くけどな」

 微かに眦を下げ、問うてくる。

「イガラシ。おまえ、あの場面でスリーバントスクイズを選択したこと、その判断まで間違っていたと思っているのか」

「そ……それは」

「もし間違いだったと、少しでも後悔しているのなら、おまえは本当に負けたことになるぞ。思い出してみろよ、今日の西将のプレーを」

 快音と同時に、速いゴロが三遊間を襲う。抜けるか……と思ったのも束の間、西将の遊撃手が飛び付き、捕球する。すぐさま立ち上がり、片膝をついたまま送球する。倉橋が、一塁ベースへ頭から飛び込む。

「アウト!」

 一塁塁審のコールが、無情にも響く。スタンドより「おおっ」という歓声。対照的に、墨谷ベンチから「ああ……」と大きなため息が漏れる。

―― 四番、サード、谷口君。

 ウグイス嬢のアナウンスが流れたタイミングで、高山がタイムを取り、またも内野陣をマウンドに集合させた。あとワンアウトというところで、再度気を引き締め直すという意図だろう。

 どこまでも抜け目がないな、高山の奴……と、イガラシは舌打ちした。

「やっぱ強いな。西将は」

 谷口は、吐息混じりに言った。

「一歩目の反応が全然違いますもんね。癪ですけど、さすがとしか」

「……いや、プレーのことじゃない。俺が言いたいのは、彼らがまず、“自分自身を強く信じている”ということさ」

 この男にしては珍しく、確信めいた言い方だ。

「思えば、最初からそうだ。あの先発投手も、カーブを狙われると分かりながら、それでも投げる……結果は打ち込まれたけどな。二番手の西田君も、スタミナを削られながら、交代を告げられるまで平静を装っていた」

 そうか……と、イガラシは腹落ちした。確かに、このように考えれば、序盤の無策にも思えた西将の戦いぶりも、説明がつく。納得がいく。

「井口を二巡目で捉えた、控えの野手陣にしてもそう。彼らはどこまでも、自分自身の力量を信じて、それで以って相手をねじ伏せることを信条としている……正確には、それができる選手だけで、チームを構成しようとしている」

「なるほど。そうやって競争を勝ち抜いてきたのが、高山さんや竹田さん、今の西将のレギュラーメンバーというわけですね」

 やがてタイムが解け、西将ナインが守備位置へと散っていく。それと同時に、アンパイアがこちらに顔を向け、「バッターラップ!」と声を掛けた。

 ヘルメットを被り直し、谷口は「だからな」と付け加える。

「おまえは自分の判断を信じて、あのスクイズを敢行した。その時点で、少なくとも精神的には、彼らと対等に戦えたということだ。決して負けたわけじゃない」

 谷口はそう言うと、踵を返しバッターボックスへと向かう。

 アンパイアが「プレイ!」とコールする。キャッチャーの高山は、外角高めにミットを構えた。マウンド上の竹田が、サインにうなずき投球動作に入る。その、刹那。

 パシッという音が、静寂を切り裂いた。

 西将の右翼手が、始めゆっくりとバックする。余裕を持って落下点に入ったと思われたが、また数歩下がる。一旦止まるも打球は落ちてこず、さらに後退。そしてとうとう、外野フェンスに背中がつく。

 やがてボールが落下してくる……コーンという音を立て、スタンドの客席で弾む。

 マウンド上。竹田が、グラブの左手を腰に当て、二、三度かぶりを振る。ホームベース上では、高山が苦笑いを浮かべながら、指先でぽりぽりと頬を掻く。

 対照的に、墨谷ベンチは沸き立つ。幾度となく雄叫びが聴かれる。

 スタンドからは、自然と拍手が起こった。照れた顔でダイヤモンドを一周する背番号「1」を、まるで包み込むように。

 

 数分後――神宮球場に、ゲームセットを告げるサイレンが鳴り響いた。

 

「ねえ、キャプテン」

 一塁側控え室で、半田が可愛らしい声を発した。傍らで制服に着替えていたイガラシは、吹き出しそうになるのを堪える。

「球場係員の方から伝言だよ。バックネット裏の席、墨谷のために取っておいたらしいんだ。この後の第二試合を『是非観戦していって下さい』だってさ」

「へぇ、一番見晴らしの良い席を」

 谷口がうなずくと、半田は「それだけじゃないんだ」と付け加える。

「僕らのために、人数分の弁当とドリンクまで用意してくれているよ」

「わぁお。そりゃ、豪勢だ」

 倉橋が吐息混じりに言った。

「さすが都の高野連、金あるなぁ」

「うん。さっき見たけど、トンカツとか鶏肉とか、色々入ってて美味しそうだったよ」

「豪華な弁当を食べながら、ゆっくり野球観戦とは。優雅だなぁ」

 戸室の呑気な言葉を、倉橋が「ばかっ」と窘める。

「谷原の試合なんだぞ。しっかり分析して、対策を立てないと。こんな機会、そうそうねぇんだからな」

「その通りだぞ、みんなも」

 倉橋の言葉を受け、谷口が厳しい口調で続ける。

「結局、試合には負けた。しかも谷原戦と違って、何日間か準備期間があっただけでなく、相手が全員レギュラーに替えてきたのは終盤だ。それでも及ばなかった。まだ俺達には、この西将と互角の谷原を倒す力はない。今日はっきりしたのは、それだけだ」

 しばし室内が、沈黙に包まれる。

 九回裏。谷口が本塁打を放ち、一矢報いたものの、反撃はそこまでだった。次打者の横井は、ツーストライク取られてから三球ファールで粘ったものの、最後は竹田のフォークボールにバットが空を切る。

 トータルスコア、七対九。二点届かず、墨谷は敗れた。傍から見れば、墨谷がかなり健闘したように映るかもしれない。

 しかし、その実態は西将が終始意図通りに試合を進めていたこと、そもそも個々の力量差にかなりの差があったことを、ナイン達は認めざるを得なかった。点差以上の完敗だということを、誰もが痛感していた。

 コンコン……と、ふいに扉がノックされる。

「はい。どうぞ」

 谷口が扉を開けると、球場係員の若い男が顔をのぞかせた。

「あっうちの部員から、聞きました。席の手配、それから弁当とドリンクまでご馳走いただき、ありがとうございます」

「ど、どういたしまして。いや失礼……それとは別の、もっと大事な用なんだ」

 妙に緊張した面持ちで、返答する。

「えっ。と、言いますと」

 係員は一つ咳払いをして、用件を告げた。

「実は……西将学園の監督さんが、是非君達に挨拶したいとおっしゃるので、こちらにお連れしたんだ」

 イガラシは、思わず「何ですって?」と口走ってしまう。

 係員が引っ込むと、ほどなく眼鏡を掛けた西将のユニフォーム姿の男性が、扉の奥から姿を現した。周囲は一瞬にして、緊張に包まれる。

 西将の監督は、控え室内に足を踏み入れると、帽子を取り深く一礼した。

「墨谷高校の選手諸君。はじめまして、中岡です」

 おそらく一八〇センチを超える長身。また、一見すると細身ではあるが、二の腕は筋肉で盛り上がっており、自身もかなり鍛えていることが伺える。まさに堂々たる体躯の持ち主だ。

「こちらこそ。わざわざ来ていただき、ありがとうございます」

 谷口が前に出て、礼を返す。

「うむ。君が、キャプテンの谷口君だね?」

「はい」

「大したものだ。聞くところによると、君達には私のように、野球専門の指導者は付いていないのだろう。それで、あれだけのチームを作れるとは」

「ど、どうも……有名監督さんに、そう言っていただけるなんて、光栄です」

 さすがに緊張してしまうらしく、谷口は時折口ごもった。

「あの、お掛けになってください」

 半田がどこからか折り畳み椅子を持ってきて、丁重に「どうぞ」と勧める。中岡は「すまないね」と返事して、ゆっくりと腰掛けた。そして、他のナイン達にも顔を向ける。

「私の方こそ、君達には感謝しなければならないな。この連休中、我々は各地へ遠征に回っているのだが、思った以上に良い試合ができた」

「……なるほど。確かに、そちらにとっては“良い試合”だったでしょうね」

 イガラシは、皮肉を込めて言った。

「僕らを“練習台”にして、意図通りに試合を運べたわけですから」

「ば、ばかっ。イガラシ」

 やはり谷口が、慌てて遮る。

「いくら何でも失礼だぞ、わざわざ来ていただいた監督さんに」

「……ふふっ、フハハハハハハ」

 ふいに中岡が、高笑いの声を上げる。

「君が、イガラシ君だね。なるほど……うちの高山が、やたら君のことを意識していたが、うなずけるよ。すべてお見通しだったというわけか」

 中岡は、悪びれもせず答えた。

「意図通りだったかと問われれば、確かにその通り。まず投手陣には、狙われても簡単には打てない決め球を投げられるかどうか。そして、打撃陣には“ファーストストライクを仕留めること”と“相手投手に球数を費やさせること”、二種類の攻略法を試すことができた。しかも、相手投手のタイプに合わせてね」

「何ですって?」

 倉橋が、驚嘆の声を発した。

「じゃあ……谷口の言ったことは、当たってたんだ。あの、監督さん……うちのキャプテンが試合中に言ってたんですよ」

「ほぅ、それも見抜かれていたのか。まったく呆れた子達だ」

 中岡のため息に、島田が「でも……」と率直に疑問を口にする。

「分からないことがあったんです。うちの投手陣のタイプを知っていたということは、監督さん、僕らのことを事前に調べていたんですよね」

「もちろん」

 あまりにもあっさり言うので、イガラシも含めナイン達はますます驚かされる。

「でも……どうやって。いやそれ以前に、どうして西将ほどの名門が、うちみたいなチームのことを調べようと思ったんです? 公式戦でもないのに」

「うちみたいな、って……あのねぇ」

 島田の発言に、中岡は呆れ顔でため息をついた。

「君はセンターの、島田君といったかな。君だけじゃなく、墨谷ナインの諸君は、自分達がどう見られているかということに対して、あまりにも自覚がなさ過ぎる」

 そう言うと、再び谷口の方へ顔を向けた。

「この二年弱の間に、君達は東実、専修館を始め都内の有力校を次々に倒し、夏のシード校を獲得するに至った。こんな急激に伸びたチーム、他校が注目しないはずないだろう。そして……知っての通り、うちは全国に名の知れた強豪校だ」

 井口が「自分で言うかよ」と、無遠慮につぶやく。思慮のない旧友の脇腹に、イガラシは肘内を喰らわせた。

「……いてっ。何すんだよ」

「今、余計な茶々入れんじゃない。黙ってろ」

 くくっと含み笑いを漏らし、中岡はさらに話を続ける。

「選抜で戦った谷原だけでなく、専修館、東実、川北、明善……都内有力校の指導者やチーム関係者とは、練習試合や遠征の予定を組むのに、定期的に連絡を取り合っている。だから川北が辞退したと聞いて、すぐに各校の関係者に電話したんだ」

 やはり……と、イガラシはうなずく。高山の話は事実だったのだ。

「電話というのは……川北の代わりに、招待野球に出てもらえないか、と?」

 谷口が尋ねると、中岡は「いや」と首を横に振った。

「そういう調整は、都の高野連の仕事だ。私がやると、彼らに失礼に当たる。もっとも、ほとんどの有力校はこの時期、すでに日程は埋まっているから、難しいだろうと分かってはいたがね。それはともかく」

 ゴホン、と一つ咳払いをして、中岡は答える。

「ん……失敬。私が各校に尋ねたのは、この時期に予定が空いてそうな学校で、近年力を付けてきたチームはあるか、ということ。そしたら、どの学校の関係者も口を揃えて答えたんだよ。今最も勢いのある新興チームは、墨谷だってね」

「それで、都の高野連にうちを推薦したわけですか」

 尋ねると、名将は目を大きく見開いた。

「イガラシ君、どこでその話を? ああ……高山だな。まったく、おしゃべりな奴め」

「……そ、それじゃあ」

 谷口が苦笑いを浮かべ、さらに尋ねる。

「過去にうちが対戦した学校の関係者から、情報を?」

「ご明察。彼ら、よほど君達に苦い思いをさせられたのか、詳細に覚えていたよ。とりわけ投手陣、谷口君そして松川君の特徴をね。そして……井口君」

「……は、へっ」

 突然名指しされ、井口は呆けた声を発した。前方で体育座りしていた丸井が振り向き、睨み付ける。

「君のことは、うちの今年の新入部員に、青葉学院出身の子が何人かいてね。彼らに話を聞いたんだよ。君が速球と切れ味鋭い変化球、特にシュートを武器としていること。ついでに『ノーヒットノーランで全国へ行くつもりだった』というコメントもね」

「そ、そんなことまで」

 井口は呆然とした顔になり、ため息をつく。中岡はおかしそうに肩を揺すった。

「それから……イガラシ君」

 真顔に戻ると、中岡は妙に優しげな口調で言った。

「君は少々、誤解しているようだ。確かに我々は、ある種“練習”の意図で、この試合を活用させてもらった。しかしそれは……君達を格下のチームだと、軽んじたわけではない」

 しばし間を置き、短く告げる。

「君達のようなチームと、甲子園で対戦するのを想定してのことだ」

「こ、甲子園……」

 名将の思わぬ発言に、イガラシは言葉を失った。

 

※次回<第20話「名将の分析」の巻>へのリンクは、こちらです。

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