南風の記憶

沖縄の高校野球応援! また野球小説<「続・プレイボール」ーちばあきお原作「プレイボール」もう一つの続編」連載中。俳句関連、その他社会問題についても書いています。

山川穂高の“一番の長所”を認めていた、落合博満氏の慧眼 <2019年選手権・沖縄県大会 ※番外編>

【目次】

 

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<本文はコチラから> 

 

 先日(2019年7月7日)のNHK『サンデースポーツ』にて、西武ライオンズ山川穂高と、元中日ドラゴンズ監督であり現在は野球解説者として活躍している落合博満氏との対談企画が放送された。

 

 私はこの放送を、後日録画にて視聴した。

 

 視聴の直前、“近頃の山川の不調は落合との対談が原因”などという奇っ怪なネット記事を見かけ、少し構えてしまったのだが、なかなかどうして良い対談内容だったと思う。

 

 個人的に嬉しかったのが、歯に衣着せぬ物言いで知られる落合氏が、山川の“一番の良さ”を分かっていてくれたことである。

 

―― 結婚して、練習したいから西武ドームのそばに住まいを構えた、と。必ずグラウンド出て来る前にそこで打って来る、と。それを言った時に、これは野球の中で大成はするんだろうな、と。すべてのサイクルを野球に回しちゃったんだろうね。だから数少ない選手だと思う。 ――(※番組より)

 

 変わらないのだな、と感嘆させられた。

 

 私が山川穂高の名を知ったのは、彼の中部商業高校時代だ。強打で知られる同校の、不動の四番打者として。

 

 とりわけ鮮烈だったのが、高校三年時のチャレンジマッチである。翌年、甲子園春夏連覇を果たすことになる興南・島袋洋奨から、ライトスタンドへ弾丸ライナーの一発を放つ。聞けば、島袋のスライダーを攻略しようと、日々練習に励んでいたという。

 

 練習の虫――当時から、彼は周囲にそう呼ばれていた。

 

 打者としての素質は、この頃からすでに秀でていた。間違いなくプロへ進むだろうとも思ってはいた。それでも……まさかパリーグで、ホームラン王を獲得できるほどに伸びるとは、さすがに想像していなかった。

 

 もっとも今となっては、それがごく当然のことのように思えてしまう。才能があるだけでなく、なおかつ努力を惜しまない性質の持ち主であれば、いずれ花開くに違いなかった。

 

 この先、山川がどれほどの選手になれるかは、分からない。ただ現時点で、確実に言えることがある。

 

 山川穂高は、すべての野球少年達のお手本になる存在だろう、と。

 

 確かに才能は必要だ。しかし、それを磨かなければ、やがて朽ち果てる。どれほどの天賦の才に恵まれていようとも、磨き続けることで輝きは増していく。

 

 だから山川選手のように努力しよう――少年野球に携わる指導者達が、このように言ってかなり説得力を持たせることができる。

 

 彼に憧れる全国の野球少年達のためにも、山川には是非ともプロの世界で活躍を続けて欲しい。ホームラン王、打点王……やがて首位打者、そして“三冠王”へと夢は広がる。

 

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